5月18日 (金)  「美しい国 日本」

最近、写真を撮ってない。
この頃、気になっていることを少しだけ・・・

安倍首相の政権構想「美しい国 日本」に何故か危機意識を持ってしまうのは私だけだろうか?
どうもこのキャッチフレーズは、ナショナリズムの高揚を意識しているようにしか思えない。

かつて司馬遼太郎氏は、「この国のかたち」のなかで「ナショナリズムは、本来、しずかにねむらせておくべきものなのである。わざわざ火をつけてまわるということは、よほど高度の政治意図から出る操作というべきで、歴史は、この手でゆさぶられると、一国一民族は壊滅してしまうという多くの例を遺している。」と述べられている。

「教育基本法改正」にしてもそうである。つい数年前までは、「ゆとり教育」と叫んでいたのにその「ゆとり教育」の評価も定まらないうちに学力が低下したとの風評に踊らされて・・・今度は、土曜日も授業ができるようにとか申しておられる。「学力とは」・・何かと思う。学力とは、「自ら学ぼうという意思の強さ」ではないか?全国均一の一斉のテストの結果で早急に図れるような簡単なものではないのでは!!!「ゆとり教育」により多様化した子供達の自由な発想が、次の日本を支えてくれるような気がするのは私だけか?

最近、世の中、どうも早急に結果を求めているようにしか思えない。少しじっくり腰を据えて考えなければならないのでは、ないだろうか?